氷河期よしだの転職記

ブラック企業から外資コンサルへ

【1社目編】2004年3月~:一部上場企業に入ったと思ったらとんでもないブラック企業だったwww

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配属先決定

2004年3月。

もう20年近く昔の話なので、これから書くことは少し事実と違っているかもしれないがご容赦を。

 

どうやって連絡が来たのか忘れたが、配属先が知らされたのは入社前だった。

そこには謎の会社名が書いてあった。

 

「あれ?××って書いてある...俺の会社って○○じゃなかったっけ?」

配属という言葉に対する個人的なイメージでは、「人事部」「営業部」「商品開発部」とかの会社の部署名が知らされると、勝手に思っていた。

あまりに想定外の名称が書いてあったことに困惑した。

 

慌てて同期に連絡を取って情報を集めてみた。

どうやら新卒社員の配属先は3つに分かれているようだ。

 

・○○会社:東京本社

・○○会社:工場(東京ではない)

・××会社:←俺の配属先

 

本社に配属されたのはごく少数で、残りは工場と××会社に半分ずつ、といった感じだった。

意味不明だったが、断ると無職になるしかないので従うしかなかった。

 

工場配属になった同期は悲惨だった。

都内から通うのは不可能な距離なので、引っ越すしかないのだ。

4月から東京で社会人になる前提で、3月に都内のアパートを借りたばかりの奴もいた。

 

入社前研修

さて、配属先の知らせには、今後の研修スケジュールも入っていた。

それによると3月中から研修が始まるとのこと。

 

この入社前研修、強制ではなかったのだが、参加しないと内定取り消しになるという黒い噂を聞いたので、同期は全員集まった。

中には卒業旅行と被っていた奴もいたが、日程変更もしくはキャンセルして研修に参加していた。

 

最初の頃は、全員そろってビジネスマナーの研修を受けた。

名刺の渡し方や、、、あとは何を教えてもらったか覚えていない。

 

それが終わると配属先ごとに、別々のカリキュラムを受けることになった。

工場配属組とはこれが今生の別れとなるとは、この時は想像もしていなかった。

(いや、入社式でもう一回会ったかな?)

 

別々のカリキュラムが開始された初日、××会社に配属された同期と一緒に会場に着くと、そこには知らない人たちが大勢いた。

「××会社の人たちかな?」と思ったが、聞いてみると違うそうな。

全然聞いたことがない会社の人たちだった。

 

というか、会場自体が全然違う会社のオフィスだった。

研修も、オフィスの一角にある打ち合わせスペースに、10人程度が集まって行われた。

 

オフィス内には至る所に、社長と思われる人物の写真と、社長の語録と思われる言葉が書かれたプレートが飾られていた。

その人物が誰なのか知らなかったし、異様な雰囲気に気味悪さを感じた。

とんでもない会社に入ってしまったのかもしれない、謎の光景を目にするにつれ、日々少しずつ不安を募らせていった。

 

当時でもネットで会社の情報を収集しようと思えば、いくらでも調べられる状況にあったが、あえて調べなかった。

「この会社、もしかしてブラッ...」そこまで思っては、何度も言葉を飲み込んだ。

真実を知るのが怖かったからだ。

現実を受け止めるのを先延ばしにしていただけだった。

 

研修では、たしか基本情報技術者試験に向けた勉強をしたと思う。

その時は資格に興味がなかったし、プログラミングとかもよく分からなかったので、マトモに勉強しなかった。

同期の中でも、合格したのは全体の20%くらいだったと思う。

ここでの合否が後日、社内のキャリア形成に大きく影響するとは、この時は微塵も想像していなかったな。

 

入社、そしてネタバレ

そうこうしているうちに4月1日を迎え、晴れて社会人になった。

入社式の様子などは一切覚えていないのだが、俺は入社当日に本社前で先輩と交わした以下の会話を、今も鮮明に覚えている。(先輩の名前は忘れたけど)

 

先輩:よくこんな会社に入社したね~。

オレ:ん?どういう意味ですか?

先輩:2ちゃんねるとか見ないの?ウチの会社、ITブラック四天王って呼ばれてるんだぜ。

オレ:知らなかったです...

先輩:厳密にはウチの親会社が四天王なんだけどね。ウチは子会社。

 

初日から完全にネタバラシされた。

もう真実から目を背けることはできない。

俺はついに観念してネットで調べることにした。

 

その日の夜、家に帰るとすぐに2ちゃんねるを見た。

俺の所属会社はITブラック四天王の子会社である。

先輩が言ったことは事実だった。

 

掲示板には親会社の名前でいくつものスレッドが立っていた。

実際に働いている社員(もしくは過去働いていた社員)からの、会社に対するリアルな不満がものすごい勢いで書き込まれていた。

毎日数十~数百の書き込みがあり、かなりの情報量があったが、夢中になって読んだ。

 

読めば読むほど凄まじいブラック企業っぷりを目の当たりにしてもまだ、俺の中では半信半疑だった。

ネットでは皆、大げさに書いているんじゃないか、そう思う部分もあったのだ。

そこで、近々予定されていた新人歓迎会で先輩に直接確認してみることにしたのだった...