氷河期よしだの転職記

ブラック企業から外資コンサルへ

【TOEIC965点】その4:試験時のテクニック

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※以下、2021年10月時点の情報。

※超長文なので時間のあるときにゆっくり読んでくれ。

 

TOEICってどんな試験?

試験形式

今更ながら、TOEICがどんな試験なのか確認しよう。

大きく分けて、2つのセクションから構成されている。

・リスニングセクション :約45分、100問

・リーディングセクション: 75分、100問

          合計:約120分、200問

 

さらに独特のカンニング要件があり、受験生にとって壁になっている要素は主に2つだ。

・問題冊子への書き込み禁止

・リスニングセクションを実施している最中にリーディングセクションを解答するのは禁止

 

それぞれ解説していく。

リスニングセクション

4つのパートに分かれており、音声が自動で流れていく。

当然ながら1回しか流れず、聴き逃したらアウトだ。

 

・パート1:写真読み取り問題。

写真に関する4つの短い説明文を聴き、正しい説明文を選ぶ。説明文は印刷されていない。6問出題。

 

・パート2:質問応答問題。

短い質問文を聴き、それに応答する正しい文を3つの選択肢から選ぶ。質問文、応答文ともに印刷されていない。25問。

 

・パート3:会話問題。

2〜3人の会話を聴き、会話内容に関する質問に答える。1会話あたり、3問解答。会話文は印刷されていない。質問、選択肢の文章は印刷されている。39問。(13会話x3問)

 

・パート4:説明文問題。

駅のアナウンスや、ラジオ番組などの音声を聴き、内容に関する質問に答える。1つの説明文あたり、3問解答。会話文は印刷されていない。質問、選択肢の文章は印刷されている。30問。(10説明文x3問)

 

ここまでで約45分。

「約」と言っているのは、流れる音声の長さによって若干の長短が発生するからだ。

リーディングセクション

こちらは3パートに分かれている。

 

・パート5:短文穴埋め問題。

短めの文章に虫食いがある状態で印刷されている。虫食い部分にあてはまる正しい単語を4つの選択肢から選ぶ。30問。

 

・パート6:長文穴埋め問題。

1つの長文あたり、4つの虫食いがある状態で印刷されている。虫食い部分にあてはまる正しい単語や、文章を4つの選択肢から選ぶ。16問。(4長文x4問)

 

・パート7:文書読み取り問題。

1つの文書もしくは複数の文書を読み、内容に関する質問に答える。文書の長さに応じて設問数が2問〜5問程度の変化あり。複数文書の方が設問数が多くなる。54問。(1つの文書:29問、複数の文書:25問)

 

リスニングと違ってアナウンスなどは一切無く、「終了5分前です。」とかも教えてくれないので、試験終了までの時間管理は全て自分で行う。

試験に夢中になっていると、塗り絵の時間すら残らないこともあるから要注意だ。(塗り絵については前回の記事参照)

カンニング要件

他のテストと同じように、カンペを持ち込んだり、他人の答案を覗いたりするのはもちろんカンニングだ。

だが、TOEIC特有の(だと俺が思った)ものを2点紹介する。

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・問題冊子への書き込み禁止

 

長文問題を読んでいて「ここは重要っぽいな」と思ったら線を引きたくなるだろう。

もしくはちょっと難しい問題にぶつかって「印をつけておいて、後で解こう」なんて考えることもあるだろう。

 

どちらもTOEICでは禁止だ。

線を引きたくなっても、印をつけたくなっても、全て自分の脳内に記憶しておかなければならない。

 

仮に規則を破って書き込みをしたら、バレてペナルティを食らうことだろう。

なぜなら問題冊子は表紙に受験番号と氏名を書き、試験終了時に回収されるから。

試験委員側で、後でチェックしているのであろう。

 

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・リスニングセクションを実施している最中にリーディングセクションを解答するのは禁止

 

これは昔流行ったテクニック。

リスクニングセクションの各パート開始時には、お決まりの説明アナウンスが流れる。

何度も受験している人なら耳にタコができるほど聴いたアナウンスだ。

 

「そうだ、アナウンスの間に、後半のリーディング問題をやっちゃえ」

はい、アウト。

 

リスニングのアナウンス中に不審な動きをしたらダメだぞ。

120分って短いの?

上記の試験形式を読んでピンと来なかった方へ。

合計120分の試験時間がどれほど短いのか、そしてどれだけの苦行なのか、もう少しイメージをつけていただきたい。

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・リスニング

 

45分で100問を解かなければならない。

45分=2700秒、単純計算で27秒に1問だ。(問題形式によってバラつきはあるが。)

 

その27秒には、以下の動作が含まれている。

音声を聴く⇒考える⇒マークシートを塗りつぶす

全ての動作を短時間で、かつ正確に実施しなければならない。

塗り間違えようものなら大変だ。

27秒の間に、消しゴムで消している時間など無い。

消している間に次の文章が始まってしまうぞ。

 

1つのミスも許されない上記の動作を45分間、100回繰り返すのだ。

一字一句聞き漏らさないように神経を集中させ続けるので、疲れてくる。

しかも後半の問題になるに従って、長文を話すようになる。

一瞬でも気を抜くと、一気に意味が分からなくなる。

そんな緊張感の中、45分間走り切るのだ。

 

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・リーディング

 

リスニングの45分間の戦いが終わった。

お疲れ様。

ではない!

 

ヘトヘトに疲れているだろうが、1秒も休むことは許されない。

地獄のリーディングが待っているぞ。

さながら鬼軍曹によるブートキャンプのようだ。

 

制限時間は75分=4500秒。100問。

これも問題形式によってバラつきはあるだろうが、単純計算で1問あたり45秒だ。

リスニングと違い、この時間に含まれる動作はより複雑になる。

問題文を読む⇒設問を読む⇒考える⇒選択肢の文(単語)を確認する⇒マークシートを塗りつぶす

 

この動作を高速で、かつミスなく100回繰り返さなくてはならない。

リスニングの45分で体力が削られているだろう。

集中力も落ちてきて、文章を2回・3回と読まないと頭に入ってこないこともあるだろう。

そうなったらアウトだ。

上記の動作の中に「2回読む」は入っていないのだ。

2回読んだら、時間内に終わらない問題が1問増える。

そう考えて、1問1問を集中して取り組む必要がある。

 

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TOEICがどれだけ厳しい試験であるか、伝わっただろうか。

こんな話をした理由

ここからがポイントだ。

前回の記事で、努力し尽くしても870点に終わった話をした。

 

何か手はあるのではないかと思い、Googleで色々と調べてみた。

調べてるうちに、うっすらとまだ改善余地があることが分かってきたのだ。

それは、動作の最適化だ。

 

これまでの試験には、真っ向勝負で挑んできた。

問題文を読み(聴き)、設問を読み、考え、マークシートを塗りつぶす。

テストの構成通りの順番で問題を解いてきた。

 

それでも英語力だけで900点が取れると考えていた。

でも考えが甘かった。

TOEICには、TOEICなりの攻略法が必要だったのだ。

その後、俺は調べた情報を自分なりに組み立て、攻略法を完成させた。

 

これからお伝えする方法は「その1」〜「その3」までを極めた者だけが使いこなすことができる、俺流の奥義だ。

 

時間も体力も厳しい試験を乗り切るために最適化した動き。

それはさながら、無駄のない動きで敵を翻弄するカンフー映画の老師のような動作だ。

 

ちなみに、重要なポイントはリスニングセクションに偏っている。

こちらのセクションの方が、よりテクニックが光る試験形式になっているからだ。

試験前半で作り出した体力的な余裕をもって、リーディングセクションを攻略してほしい。

 

それでは、余すところなくお伝えするので、最後までついてきてくれ。

 

試験時のテクニック

共通禁止事項

各パートごとの話に入る前に、まずはテスト全体を通して絶対に守ってほしい事項を3点、お伝えする。

・シャーペン禁止

・「迷い」禁止

・「2度読み」禁止

 

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・シャーペン禁止

 

これは有名な話だが、マークシートに普通のシャーペンは厳禁だ。

俺はマークシート用シャーペンを使っているが、最低でも鉛筆を使っていただきたい。

なぜなら、塗り潰す時間が段違いに変わるからだ。

 

試しに、手持ちのシャーペンとマークシート用シャーペンで、マークシートを塗りつぶす時間を計ってみた。

・普通のシャーペン    :6.12秒

・マークシート用シャーペン:3.02秒

 

その差、約3秒だ。

1問塗りつぶすごとに3秒余計にかかっていたら、全体で600秒(3秒x200問)=10分を無駄にすることになる。

TOEICの試験時間の厳しさは既にご存知であろう。

その試験で10分も無駄にすることが、どれだけ危険な行為なのか分かるはずだ。

 

ちなみに、俺は↓のマークシート用シャーペンを10年以上愛用している。

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・「迷い」禁止

 

問題を解いていると、「あれ?どっちかな?迷うな~」と思うことがあるだろう。

だが、試験中に上記のセリフを頭に浮かべるだけで、2秒は使ってしまう。

それを多くの問題で積み重ねてしまうと、結果としてかなりの時間をロスすることになってしまう。

試験中は、迷うことを極限まで減らすことが非常に重要になる。

 

では、どうやって迷いを断ち切るのか。

当然ながら、迷わなくなるほど勉強するのは必須である。(「その1」〜「その3」参照)

それでも迷うような選択肢に出会うことはある。

そういった場合、以下のどちらかに決めてしまうなど、自分なりのルールを決めておくことだ。

・先に視界に入った方

・先に答えだと思った方

そして、答えを決定したら、もう絶対に振り返らないようにしてくれ。

 

迷いなく決断するには勇気が必要だ。

だが安心してくれ。

ここまでの修行を積んできたあなたには、十分な判断力が備わっているはずだ。

あなたが選んだ選択肢は95%正解だろう。

あとは自信を持って解答するだけだ。

 

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・「2度読み」禁止

2度読みとは、1度読んだ文を読み返すことである。

禁止対象は、設問や短文問題を読み返す場合だけでなく、長文問題を読み返す場合も対象だ。

既に述べたが、試験中のいかなる動作にも、2度読みを挟み込む余地はない。

 

2度目は無い。

これを肝に銘じて、1つ1つの文章を集中して丁寧に読んでくれ。

【パート別解説】リスニングセクション

パート1:写真読み取り問題

問題冊子に写真が印刷されており、その写真に関して説明している文を聞き取って、正しい説明文をマークする。

この問題の特徴は、必要な情報が印刷されていることだ。

つまり、目で見える情報通りのことをしゃべっている選択肢をマークすれば良いのだ。

 

そうは言っても簡単ではない。

写真の中心に映っている人物のことをしゃべることもあれば、端っこに映っているゴミについてしゃべることもある。

 

このパートで重要なテクニックは2点だ。

・説明文が流れる前に写真を観察する

・マークシートの「A」にペン先を置いておく

 

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・説明文が流れる前に写真を観察する

 

前述のように、必ずしも写真に映っている一番印象的なものについてしゃべるとは限らない。

かといって、流れてくる説明文を聞きながら、それに合致した対象物を写真から探し出していると、それだけで時間がかかってしまうし、目標物を見つけている間に次の説明文が始まってしまう。

 

設問と設問の間にわずかな時間があるので、そこで次の写真をつぶさに観察するのだ。

観察というより、あなたの目をスキャナーにして、情報をスキャンする感じだ。

そして必要な情報を頭に叩き込む。

主な情報としては以下のような感じ。

・人物が映っているか。動物が映っているか。

・1人か。複数人か。

・何かを手に持っているか。

・何をしているところか。

・他に何か物が映っていないか。(書類、机、コップ、椅子、などなど...)

 

これを把握した上で説明文を聴かないと、時間を無駄に使うだけでなく、対象物を探す行為によって疲労も蓄積してしまう。

後半のパートに進むにつれて、ゴリゴリ体力を削られるため、最初のパートでは体力を温存しておきたい。

この試験ではペース配分は非常に重要だ。

 

ちなみに、このパート最初に、問題形式の説明アナウンスが流れる。

結構長い時間アナウンスするのだが、「この間に全部の写真をスキャンできるのでは?」と思った方。

短期記憶力に自信があるなら、そうすれば良い。

だが、並の人間であれば、6枚の写真をアナウンス中に把握し、記憶しておくことは不可能だ。

1問終わるごとに次の写真をスキャンし、終わったら速攻で記憶を捨て、次の写真を把握する。

多くの方にとって、こちらの方法が現実的だと思う。

 

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・マークシートの「A」にペン先を置いておく

 

何を言っているかというと、正解だと判断した説明文を聴いた瞬間、最短距離でマークできる位置にシャーペンの先を置いておく、ということだ。

 

説明文の音声はA〜Dの順に流れていく。

たとえば、手を適当な位置に置いてリスニングをしたとしよう。

Aを聴いた瞬間に「あ、これが正解だ!」と判断した後の動作としては以下の通りだ。

1.解答用紙の中から該当の問題のマーク部分を探し出す⇒2.手をそこまで持っていく⇒3.塗りつぶす

 

だが、最初から該当の問題の「A」にペン先を置いておけば、上記の3.の動作だけで済むのだ。

塗り終わったら、ポイント1点目で書いた通り、次の写真をスキャンする時間に使うことができる。

 

説明文を聴いて、Aは正解ではないと判断したら、ペン先をBにずらして、Bが読み上げられるのを待つ。

Bも違っていたら、Cにずらして待つ。

Cも違っていたら、Dを聞く前にDを塗ってしまう

迷ったり、振り返ったりしてはいけない。

念のためDを聴いておこうなどと思ってもいけない。

あなたはすでにABCを切り捨てたのだから。

一瞬の迷いもなくDを塗りつぶすのだ。

そして、Dの説明文が流れている間に次の写真のスキャンをするのだ。

パート2:質問応答問題

短い質問文が流れ、その質問文に正しく応答している選択肢を選ぶ。

TOEICにしては珍しく、3択問題だ。

このパートの何が難しいかというと、応答文の予測がつきにくいのだ。

 

会話の例を書くと、こんな日常会話があったとする。

質問文:お昼ごはん食べに行こうよ。

応答文:うん、行こう。

 

これがTOEICだと、こうなる。

質問文:お昼ごはん食べに行こうよ。

応答文:ハンバーグがいいなぁ。

 

パターンは無限に作れる。

「忙しいから後で一人で行くよ。」「ダイエット中なんだ。」「ごめん、今日は他の人と行く約束があるんだ。」などなど...

応答文を聴くまでは、絶対に正解がわからないのだ。

 

このパートで重要なテクニックは3点だ。

・質問文を覚えておく

・マークシートの「A」にペン先を置いておく

・脳を休ませる

 

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・質問文を覚えておく

 

単純なことだが、流れてくる応答文が正しいかどうか判断するためには、質問文を覚えておかなくてはいけない。

 

変化球の応答文を聴くと一瞬「は?何言ってるの?」となって、固まってしまう。

すると、「あれ?何が聞かれてたんだっけ?」と、つい忘れてしまう。

 

各選択肢の音声が流れる前に、質問文を頭の中で復唱してから聴くと絶対に忘れないだろうし、応答文がシックリくるかどうか、判断もしやすくなる。

 

応答文が正しいかどうかを決定する拠り所になるのが、質問文なのだ。

質問文ありき、これを忘れてはいけない。

 

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・マークシートの「A」にペン先を置いておく

 

これはパート1で述べたので省略する。

だが次に述べるポイントの起点になるので、重要性を再認識してほしい。

 

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・脳を休ませる

 

120分間の試験時間、脳をフル回転させて戦い続けなければならない。

だが実は、脳に小休止を与えられるタイミングがあるのをご存知だろうか。

それがこのパート2だ。

逆に言うと、このパート以降は一切休むタイミングが無い。

ここでしっかりと休んでおくことが、最後までエネルギー切れを起こさずに走り切る秘訣なのだ。

 

「休む時間なんか無いでしょ」そう思った方は、修行が足りない。

「その3」までの修行を終えたあなたなら、パート2で休む時間を作ることができるはずだ。

 

このパート2、不親切なことに、問題冊子に印刷されている情報が極端に少ない。

問題番号と、A〜Cの記号だけが印刷されている。

そこから読み取れる情報など何も無いだろう。

だったら問題冊子は見る必要は無い

あなたが着目すべきは、解答用紙だけだ。

 

回りくどくなって申し訳ない。いつ休むのかお伝えしよう。

それは、答えがAもしくはBであった時、次の質問文が読み上げられるまでの間、だ。

 

たとえば答えがAであった場合、すでにAの上にペン先を置いているので、3秒で塗りつぶす。

その後、BとCが読み上げられるが、それは一切聴かない。

あなたはもう「迷い」禁止のルールに乗っているから。

Aを塗りつぶした後は、BとCを聴いても、答えは変わらないはずでしょう

だったら余計な音声が流れている間は、耳のスイッチをオフにしてしまえ。

問題冊子も見る必要はない。

 

わずか10〜20秒程度の休憩だが、実際にやってみると、これが大きな心の支えになる。

他人の迷惑にならない程度に、肩の力を抜いて深呼吸をしたり、軽くストレッチしてもいいだろう。

後半まで存分に戦いきれる体力を残しておくのが、パート2での最重要ミッションと言っても過言ではない。

パート3:会話問題、パート4:説明文問題

リスニングセクションの後半。

ここからは少し毛色が変わってくる。

 パート3と4のテクニックは同じなので、一緒に説明するぞ。

 

パート3では複数人の会話が流れ、その会話の内容に関する設問が3つ用意されている。

1会話ごとに3問だ。

パート4では1人のスピーカーが店内アナウンスだったり、ラジオ番組だったりをしゃべる。

同じく1つごとに3問だ。

 

1人もしくは複数人が30〜40秒にわたってしゃべる。

それを聴いて3つの設問を解かなければいけないのだ。

 

このパートで重要なテクニックは2点だ。

・先に設問と選択肢を読む

・指を使う

 

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・先に設問と選択肢を読む

 

このパートは、以下1〜8の順で、おおむね記載した通りの時間で進んでいく。

1. 約6秒 :「今から○○問目〜xx問目の問題をやります。」のアナウンスが流れる。

2. 約30秒:会話が流れる

3. 約5秒 :1問目が流れる

4. 約8秒 :(無音)

5. 約5秒 :2問目が流れる

6. 約8秒 :(無音)

7. 約5秒 :3問目が流れる

8. 約8秒 :(無音)

以降、次の問題へ。

 

上記2の会話が流れた後、3・5・7の通り、3つの設問を読み上げるのだが、これは印刷されているので聴く必要はない。

このような順番で音声を流すということは、この順番で問題を解いてほしいという意図だと思うが、この通りに解いたら脳の記憶容量が足りなくなる

 

30秒の文章を聴いて、確実に隅々まで覚えることは不可能だ。

そんなことお構いなしに、TOEICは容赦なく攻めてくる。

覚えていることを前提に、結構細かいことまで質問してくる。

マトモに立ち向かったら勝ち目は無い。

 

そこで、設問が印刷されていることを利用する。

先に設問を読み、何が質問されているのかを把握しておくのだ。

できれば、ここでは選択肢にも目を通してほしい。

選択肢も読むことで、どういった場所で、どういった人物が、どういった会話をするか、ある程度イメージできるからだ。

このイメージを持ったまま音声を聴くと、より内容を理解しやすくなる。

 

先に設問を読んでおくことは、もう一つ大きな効果がある。

問題に関係する文章が流れた瞬間に、解答することが可能になるのだ。

うまくいけば、文章を最後まで聴かなくても、3問とも解答を終わらせることもできる。

そうすれば、次の問題の把握に早めに移ることができる。

 

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・指を使う

 

上記で、「問題に関係する文章が流れた瞬間に、解答することが可能」と述べた。

どうやって「解答」する?

ダメな例を2点、理由とともに説明しよう。

 

・すぐにマークシートを塗りつぶす

⇒マークシートを塗っている3秒間、意識が答案用紙に行ってしまう。

その間に文章が流れていってしまい、聞き逃す可能性がある。

1度聞き逃すと、その後の文章で追いつくのが難しくなる。

 

・問題冊子の選択肢にチェックを入れる

⇒チェックを入れるだけなら、0.5秒くらいで終わるだろう。

しかしこれはダメだ。

問題冊子への書き込みは、TOEICにおいては禁止されているからだ。

 

そこで、指を使う。

 

前述の問題文の確認が終わったら、音声が流れ始める前に、準備をする。

問題冊子の1問目の選択肢部分に左手の中指をセット。

2問目の選択肢部分に人差し指をセット、3問目の選択肢部分に親指をセットする。

↓OKのような指の形になると思う。(中指はこんなに反らないが)

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例えば、3問の答えが、A・B・Cだとしよう。

 

音声が流れ始め、聴いている途中で1問目の答えが分かったら、1問目にセットした中指を「A」にスライドさせる。

さらに続きを聴き、途中で2問目の答えが分かったら、人差し指を「B」にスライドさせる。

最後に3問目の答えが分かった瞬間に親指を「C」にスライドさせる。

 

3問目の指をセットしたら、その後に音声が続いたとしても、もう聴く必要はない。

置いた指を見ながらすぐにマーク開始だ。

前述した1〜8の流れのうち、3もしくは4のあたりで全部塗り終わるだろう。

つまり、これから2問目・3問目の音声が流れるというタイミングで、次の問題の把握に移れるのだ。

これで約30秒くらいの時間は作れる。

次の問題の設問1つあたり、10秒ほどをかけて把握できる。

各問題への準備の時間を作り、確実に正解を積み重ねていってくれ。

【パート別解説】リーディングセクション

パート5:短文穴埋め問題、パート6:長文穴埋め問題

正直なところ、このパートはあまりアドバイスできることはない。

なぜなら、単語にしても文法にしても、俺は何度も音読して多くの例文を暗記したことで、感覚で解けるようにしてしまったからだ。

 

とはいえ何かアドバイスしなければ。

・短文穴埋め問題は1問あたり平均20秒で解く

・選択肢を読まなくてもいい問題もある

 

※迷ったり、2度読みしたりしてはいけないのも忘れずに。

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・短文穴埋め問題は1問あたり平均20秒で解く

 

リーディングセクションは後半にかけて読まなければならない文章量が増えていく。

それこそ、疲れが蓄積している受験生を殺しにかかっているのではないか、というくらいの量で急増する。

長文問題のために時間も体力も、できる限り残しておきたい。

 

そこで1問あたりにかける時間は、20秒を目標に取り組んでいただきたい。

この20秒にはマークシートを塗りつぶす時間も含んでいる。

 

20秒x30問=600秒=10分

パート5が終わった時点で試験時間が60分以上残っていれば、ひとまず及第点だ。

ちなみにパート6の目標時間は10分だ。

長文パートに入った時点で50分は確保しておきたい。

 

なお、受験生の中には後ろの長文問題から先に解いていき、パート5を最後に解くという方もいるようだが、オススメしない。

なぜならパート5は得点源だからだ。

長文問題で体力をゴッソリ削られて、ヘトヘトの状態でパート5に取り掛かったら、本来正解できる問題でもミスする可能性もある。

時間も体力も残っているうちに、確実に点数を積み重ねていくべきだ。

 

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・選択肢を読まなくてもいい問題もある

 

文法問題の中には虫食いの部分に、どのような単語が入るか瞬時に判断がつく問題がある。

たとえば、ing系が入るな とか、ed系が入るな とか。

そのような問題は、大幅な時間短縮のチャンスだ。

 

 

たとえばingだと思った場合。

問題文を読むのをやめ、すぐに選択肢に目を移そう。

選択肢の単語を読む必要は無い。

探すべきは「ing」の3文字だけだ。

「ing」がついた単語が書いてあったら、それが答えだ。

うまくいけば10秒で解答が終わるだろう。

パート7:文書読み取り問題

長文を読んで、それぞれの内容に関する設問を2〜5個解答していく。

リーディングセクションのメインパートだ。

ここを制することができなければ、TOEICを制することはできない。

 

前述の通り、時間の目安としては、パート7に到達した時点で50分以上は残しておきたいところ。

そしてこのパートの重要なテクニックはただ1つだ。

 

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・先に設問を読む

 

パート3・4で似たようなアドバイスをしたが、あちらでは選択肢も読むようお伝えした。

こちらでは先に読むのは設問のみに限定している。

これには理由がある。

 

パート7では1問あたり最大5つの設問が登場するが、この設問すべての設問+選択肢まで読むと、結構な時間がかかってしまう。

さらに、それだけの情報量を記憶に留めておくのも難しいだろう。

であれば、事前に確認するのは設問だけにして問題文を読み始めた方が、時間と体力の節約になる。

 

また、設問だけとはいえ、体力が切れてくる後半で5つの文章を覚えるのは大変だろう。

そこで、設問の要点を頭に叩き込んで長文を読み始める。

例えば以下のような設問に対して、俺が頭に叩き込むときの独り言と、解答の動きを紹介しよう。

 

・(広告文などの問題で)この文章から読み取れるお店の特徴は?

独り言:店の特徴ね。

⇒たいていの場合、店の特徴が簡潔に一言で表されていることは少ない。

複数の文にまたがってツラツラと記述されている。

文章中で、店の特徴に関する記述が出始めたら、選択肢と文章を交互に見比べる。

4択中、3択が間違いの選択肢なので、見比べながら一つずつ消していく。

 

・文章中で述べて”いない”ことは何か?

独り言:いないこと、ね。これは最後まで読まないと分からないな。(脳に印象づけるために、わざと少し長めにつぶやく)

⇒全部読み終えた後に解く。

 

・登場人物は、なぜ○○をしたか?

独り言:理由ね。

⇒○○に該当する記述が出てきた瞬間に解答する。

 

・文章中に登場する単語について、この文章での意味は?

独り言:(文章中からその単語を探し出して指を置いておく)

⇒指を置いた部分まで読んだら、意味を想像して解答する。

 

先に設問を読むことにより、解答可能な部分まで文章を読み進めたら即解答することができるようになる。

このまま進めていくと、文章を全部読まなくても設問の解答が完了することもある。

解答が完了したら、残りの文章は読む必要がないので、時間と体力の節約にもなるのだ。

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最後の問題の解答が終わって、もし時間が余っていたとしたら、是非やってほしいことがある。

それは、受験番号と氏名の見直しだ。

どれだけ正解を積み重ねたとしても、受験番号を書き間違えたり、番号のマークを間違えたら、即死だ。

残った時間で、確実に書き間違いがないことを確認してくれ。

あとは結果が届くのを楽しみに待つだけだ。

成果は?

勉強法は今までと変えていない。

変えたのは動作のみ。

 

公式問題集を使って、極限まで最適化をした上で挑んだ。

結果は870点⇒965点、前回から95点アップ

目標の900点を65点も上回った。

最後に

自分が立てた目標の通り900点を達成したことにより、TOEIC大冒険は幕を閉じた。

それ以降、俺はTOEICを受験していないし、今後受験することもないだろう。

 

もはや俺には不要となった奥義は、自分の中に秘めていても仕方のないものだ。

誰かに伝えても、不利益になることはない。

だから今回、ここにすべてを吐き出したのだ。

 

TOEIC点数アップを望んでこの記事にたどり着いた方が、1つでもヒントを見つけていただければ、幸いである。

 

【TOEIC編 終】