氷河期よしだの転職記

ブラック企業から外資コンサルへ

【新卒就活編】2003年5月〜:元ネトゲ廃人の俺さん、一部上場企業から内定をもらってしまう

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捨てる神あれば拾う神あり

2003年5月下旬。

選考中だった全ての会社からお祈り(=不合格)を食らい、全滅した。

もうこの時期になると、ほとんどの会社の採用活動は終了していた。

くじけそうな気持ちを押さえつけて、会社を探す。

なんとか検索に引っかかった会社に、藁にもすがる思いで応募する日々が続いていた。

 

すると、とある1社から書類通過の連絡が来た。

念の為、説明会に行く前に、その会社の情報を調べてみた。

東証一部上場

会社情報にその文字が見えた。

詳細は伏せるが、工業機器を作っている会社だった。

 

町工場を経営していたウチの両親に話すと、この会社のことは2人とも知っていた。

両親も知っている会社ということは、その業界では有名な会社なんだろう。

この時期にこんな会社に巡り会えるなんて...!

このチャンスを逃すまい、と改めて気合が入った。

 

さて、説明会当日。

ジメジメと蒸し暑い中、リクルートスーツとネクタイを装備して出発。

会社に着くと、そこにはキレイな自社ビルがそびえ立っていた。

俺の中で、より緊張感が高まった。

 

説明会場である会議室に通されて、会社の沿革や選考ステップ等、一通りの説明を受けた。

説明会が終了したら、そのままSPIを実施するらしい。

それに合格したら、面接は1回〜2回、で内定だそうだ。

選考過程が多い場合、5次面接までやるような会社もあるのに。

無い内定で焦っていたので、選考ステップが短いことを知って喜んだ。

 

内定ゲット!

当日だったか、翌日だったか。SPIの結果はすぐに来た。

合格!!

面接の日程をメールで調整し、日程が決まった後は必死に面接対策をした。

志望動機や自己PRなど、想定される問答を練りに練った。

全部の問答を紙に書き起こし、丸暗記した。

 

いよいよ当日、面接の1時間前に会社の最寄り駅に到着し、近くのカフェで想定問答の最終確認をしてから会社に向かった。

約束の10分前に本社ビルに着き、1階の受付の女性に面接のことを伝えると、説明会場と同じ会議室に通された。

 

そこには人事部長だけが座っていた。

着席するとすぐ、自己紹介するよう促されたので、俺は必死に暗記した自己紹介文を脳みそから引っ張り出し、読み上げた。

その後は、この会社への志望順位と、他に選考中の会社が無いかを聞かれた。

他に選考が進んでいる会社など、もちろん無い。

志望順位は1位に決まってる。

 

そう伝えると、いわゆる面接っぽい質問は聞かれなくなった。

残りの面接時間は雑談で費やした。

結局、必死に暗記した志望理由や自己PRなどは一切聞かれなかった

 

雑談が終わると、最後に人事部長は俺に顔を近づけて小声で「内々定出すからウチに来てね」と告げた。

まさかその日のうちに結果が出るとは思ってなかったので、そのセリフを聞いた瞬間、鳥肌が立った。

 

前の記事で、この時代の記憶には黒色が滲むと言ったが、内々定を貰った瞬間のイメージだけは、とてもカラフルだ。

会議室の窓から見えた景色も鮮明に思い出すことができる。

会社から外に出ると、すぐに電話で両親に報告した。

帰りの電車に揺られながら友人にメールしまくった。

 

この時は本当に嬉しかった...